基本的に、製法は煎茶と一緒なのですが、摘み採る数日前の茶葉に寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる布などを被せるというひと手間をかけて、栽培されたお茶を「被せ茶(かぶせ茶)」と言います。
茶葉に当たる日光を適度に遮ることで、日本茶の旨味成分であるテアニン(アミノ酸の仲間)が日本茶の苦味や渋味成分であるカテキンに変化する事が抑制され、旨味や甘みが強く、渋味や苦味が少ないお茶になるのです。
そして、日光を遮られた茶葉は、貴重な日光を少しでも多く取り込もうと葉緑素を増やす事で、かぶせ茶の茶葉は翡翠色に近い鮮やかな緑色になります。
(緑色が濃く美しい玉露や抹茶になる茶葉も、同じ茶葉の特性を活かした被覆栽培という方法で栽培されます。)
「霧ト晴レ」ならではの地元、静岡・川根産の旨味と甘味を蓄えた上質な緑茶の味わいと、イタリア原産の柑橘果実、ベルガモットの爽やかな風味をぜひ一度お楽しみください。
ベルガモットグリーンティー
茶葉の緑色が濃く渋みが少ない川根産の被せ茶に、上品なベルガモットの風味。
(2022年5月31日発売)
2022.06.01